私たちは、眠れない夜が続いたり、感情が激しく揺れたり、孤独の中で混乱した状態を経験してきました。そしてさらに、学業や仕事の中断・喪失を余儀なくされたり、家庭の中で孤立したり、友人とも縁が切れてしまったり････。だれにもわかってもらえない苦しみ、悩みを体験してきました。専門的な治療も助けになるでしょう。しかし、それだけでは回復しないことも私たちは体験から知っています。
私たちの会は、心の病の本質は脳の病気ではなく、社会や人と人との関係性から引き起こされた苦しみにあると考えています。このような苦しみ、生きづらさに直面したときに、生きようとするいのちが様々な混乱した姿を現すのだと思います。
私たちは、同じような体験をした仲間と体験をわかちあい、自分の生き方を見つめることで回復するという体験をしてきました。そこで、より多くの仲間が回復の道を歩みながら、自分が自分の人生を歩めるように、体験をわかちあう場を仲間とつくっていきたいと思い、この会を立ち上げました。
本当に苦しい、この時こそが、自分が大きな成長を遂げる最大のチャンスだと言えます。体験をわかちあう中から私たちは新しい生き方をつかんでいくことができます。無力感や絶望の代わりに、安心や自信、そして希望をわかちあいましょう。
私たちの活動
私たちの会は、精神医療ユーザーが地域で一人の市民としてあたりまえに生活し、希望を持って生きるために必要なことを、体験のわかちあいやさまざまな学習を通して学びあい、精神医療ユーザー相互のエンパワメントを図ることを目的として、2012年10月7日に設立しました。
私たちは、以下の活動をおこなっています。
①わかちあいミーティング（体験のわかちあい）
②回復のための様々な学習会
③仲間どうしの交流
④仲間に私たちのメッセージを届ける活動
私たちが大切にしていること
＜体験をわかちあうこと＞
私たちが自分の回復で一番役立ったものは、仲間と体験をわかちあうことでした。
回復とは、人のつながりの中から新しい生き方─自分らしい生き方を見つけていくプロセスだと思うのです。
悲しみ、苦しみ、絶望から、明日を生きる希望と自信へと。
私たちは人としての尊厳について深い学びを得、失われた人間の尊厳を取り戻したいのです。
＜安全であること＞
安全であることは、私たちが孤独感から救われ、解き放たれるために、第一に必要な条件です。（）
＜解き放ちを求める人々に学ぶ＞
新しい生き方を創造していくために、私たちは様々な立場の人々の思いと解き放ちに向けた体験知に謙虚に学んでいきましょう。
＜回復の核心＞
回復すると信じること・開かれた心・正直に自分を見つめること・偽りがないこと・誠実・愛・感性を磨くこと。
＜仲間に私たちのメッセージを届けること＞
私たちの希望のメッセージを届け、仲間の輪を広げていきましょう。
例会のお知らせ
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日時：毎月第３日曜日、または第4日曜日（午後1時～5時）
場所： 東成区民センター
※都合により、変更することがあります。 -
■ 午後1時～2時30分 わかちあいミーティング
精神医療を利用中、もしくは利用した体験のある方であれば、どなたでも参加していただけます。匿名で参加していただけます。（本人のみ、参加できます。）参加費：200円
■ 午後3時～4時50分 学習会
よりよく生きるために必要な学習をしています。
本人だけでなく、家族、友人、医療・福祉関係者の方の参加もできます。参加費：200円
1月例会 ： 1月21日（日）東成区民センター - 2月例会： 2月25日（日）東成区民センター
- 3月例会： 3月24日（日）東成区民センター
メッセージ/お問い合わせ
■初めて参加される場合は、まず下記の電話番号にご連絡ください。
■メール、電話での相談は受け付けておりません。
■例会の日程、場所は、変更されることがありますので、毎回お確かめください。
■発熱や風邪症状のある方は、ご遠慮ください。また、2週間のうちに発熱や風邪症状のあった方もご遠慮ください。当日はマスクを御着用ください。
【お問い合わせ】エンパワメントスペース大阪
電話:連絡先090-3862-3563
(不在時は留守番電話にメッセージを入れておいてください。後ほどこちらからご連絡します。)